先日、ふたば組の子ども達が洗足池に実っている夏みかんを取ってもらい、あおば組にもおすそ分けに来てくれました。もらった夏みかんの匂いを嗅いだり、皮の表面を観察したり興味津々の子ども達。次第に、「あおばでもみかんが食べたい」と言った声も出てきたので、みかんとキンカンの苗木を造園さんに譲ってもらい、育てる事にしました。
　今回のみかん、キンカンを育てる事に対して問いかけました。野菜や花が枯れてしまった事があったからです。すると子ども達同士でも話し合い、「大事に育てよう」「水やりを忘れずにしていこうね」等と決め、『皆で育てて、食べる』といった目標を目指し、頑張って水やり、雑草抜きをしてきました。

そしていよいよ収穫の日。収穫し、匂いを嗅いでみると、「良い匂いがする」「ちょっと酸っぱそう」「皮が固いね」と匂いや触り心地を確かめる様子が見られました。

その後、午後のおやつに出してもらえるように、 給食室へ持っていきました。そこで、栄養士から「キンカンはどうやって食べるの？」と聞かれると、「皮ごと食べれるんだよ！」と答える子ども達でした。
そして、おやつの時間。ワゴンで運ばれてきたみかん、キンカンを見つけると、「今日収穫したやつだ！」「給食に出てくるのと少し色が違う！！！」と大興奮の子ども達。実際に食べてみると、「美味しい！」「キンカン酸っぱい」とよく味わって食べる子や想像していた味と違ったのか、少し渋い顔をする子等、ひとりひとり違った反応をしていましたよ。

最後に、「次は何をたべてみたい？」と質問すると、「もう一つあおば組で育てているアスパラガス！」「もう一回みかん！」と言う子ども達。今回のみかん、キンカンはある程度育ったものだったので、来年に向け、また美味しい実が出来るよう、頑張って育てていきたいと思います！そして、これからも植物に限らず、『育てる』事のむずかしさや大切さ等を伝えていき、たくさんの経験をしていきたいと思います。